ほとんどのFPSプレイヤーは利き手に関係なく、右手でマウスを操作していると思います。
普段右手でマウスを操作している人にとって、左手での操作は最初かなり難しく感じるはずです。
数か月数年単位ではありますが、練習を繰り返すことでエイムを安定化させることができます。
この記事では、左手マウスを使った照準安定化トレーニングの具体的な方法や、コツ、注意点などを詳しく解説していきます。
なぜ左手マウスでトレーニングするのか?
「左手でマウスを使うなんて、ゲームがやりづらくなるだけでしょ?」と思うかもしれません。
確かに、最初はそう感じるでしょう。
でも、左手マウスには意外なメリットがあります。
- 脳の新しい神経経路が作られる 普段使わない手を使うことで、脳は新たな動きを学習します。これにより、右手で操作している時の「無意識のブレ」が減り、より精密なエイムが可能になります。
- 利き手の負担軽減 長時間ゲームをプレイしていると、利き手の疲労が蓄積します。左手で操作することで、右手を休ませながらプレイできるようになります。
- エイムの安定性向上 利き手ではない左手を使うことで、マウスの動きに意識を集中させやすくなります。これが結果的に、右手で操作する時の安定性向上につながります。
トレーニングを始める前に準備するもの
いきなり左手マウスでゲームを始める場合は、まず以下のものを準備しましょう。
- 普段使っているマウス ボタン配置や重さが自分の手に馴染んでいるものがベストです。
- ゲームの感度設定をメモしておく 左手で操作する時、最初は感度の調整が必要になります。普段の感度を記録しておきましょう。
- トレーニング用のソフトやモード 多くのFPSゲームには、トレーニングモードやボット撃ち機能があります。これを使って練習しましょう。
利き手であれば感覚的に慣れますが、非利き手の場合は自分で意識して変化させていかないとなかなか成長しません。
成長スピードを高めるためにも、マウスや記録を忘れないようにしましょう。
具体的なトレーニング方法
1. まずはマウスの動きに慣れる
左手でマウスを持ったら、まずはマウスの動きに慣れる練習から始めましょう。
- マウスを一定の速度で動かす マウスパッドの端から端まで、一定の速度で動かす練習をします。最初は直線、次に曲線を描くように動かしてみましょう。
- 小さな円を描く マウスの先端で小さな円を描く練習です。これにより、細かい動きのコントロールが身につきます。
そもそも最初は左手マウス右手キーボードで動くことすら難しいと思います。
左手マウス始めたての場合はどんなことでも成長に繋がるので、とにかく左手マウス操作を行っていきましょう。
2. ボット撃ちで照準を合わせる練習
ゲームのボット撃ち機能を使って、以下の練習を行います。
- 静止したボットを狙う 最初は動きのないボットを狙います。照準をボットの中心に合わせ、撃つ直前に少し手前で撃つ練習をしましょう。
- 動くボットを狙う 次に、左右に移動するボットを狙います。ボットの移動先を予測し、少し先を狙って撃つ練習です。
VALORANT内で練習をするなら、この2つをやるだけでもかなり練度を高めることができます。
ゆっくり狙うのも良いですが、スピードも意識して精度とスピードをバランス良く鍛えられるようにしましょう。
3. 感度の調整
左手で操作する場合、最初は感度が高すぎると感じます。
以下の手順で感度を調整しましょう。
- 感度を普段より10~20%下げる
- ボット撃ちで違和感がないか確認
- 微調整を繰り返す
最大のパフォーマンスを出すなら感度は低めが良いですが、左手の神経に負荷をかけるならハイセンシ寄りにしてみましょう!
僕も最初から振り向き10cmでプレイしていたので、とても難しい左手の指先操作を集中的に鍛えることができました。
4. 実戦で試す
ある程度練習したら、実際の対戦で試してみましょう。
最初はほぼ間違いなくスコアが落ちるので、焦らずに続けることが大切です。
トレーニングのコツ
- 毎日少しずつ練習する 左手マウスの操作は、脳の学習が必要です。毎日5~10分でも継続することで、確実に上達します。
- 右手の操作も並行して行う 完全に左手マウスに移行するのではなく、右手と左手を交互に使うことで、右手の動かし方から新たな発見が見つかります。
- 焦らずに続ける 最初は思うように操作できず、イライラするかもしれません。でも、脳は新しい動きを学習中です。焦らずに続けましょう。
左手マウスでプレイしていると何度も何度も「もう限界かも」と感じますが、それを乗り越えていくたびに成長していきます。
「気づいたらエイムが滑らかになってる!」「右手の方が不慣れな感じがする」という感覚になっていくので、気長にプレイしましょう。
注意点
- 手首に負担がかかりやすい 左手でマウスを操作する場合、手首に力が入りやすくなります。適度に休憩を取り、ストレッチを挟むようにしましょう。
- ゲームによっては設定変更が必要 一部のゲームでは、ボタン配置やキーバインドの変更が必要になる場合があります。事前に確認しておきましょう。
特に慣れていない最初のうちは余計な力が入りがちなので、少しでも異変や痛みを感じたらすぐに右手に戻すか、設定や持ち方を変えましょう。
まとめ
左手マウスでの照準安定化トレーニングは、最初は難しく感じるかもしれませんが、続けることでエイムの安定性が格段に向上します。
脳の新しい神経経路を作ることで、無意識のブレを減らし、より精密な操作が可能になります。
「どうしても慣れない」という場合は、無理に左手マウスに移行する必要はありません。
でも、少しでも興味があるなら、ぜひ一度試してみてください。
普段とは違う感覚に戸惑うかもしれませんが、それが成長のきっかけになるはずです。
FPSゲームで勝つためには、エイム力の向上が欠かせません。
左手マウストレーニングは、その一つの方法として非常に有効です。ぜひ、今日からでも始めてみてください!