ハイセンシ

プロでも少ない!? ハイセンシ勢のための設定研究

はじめに

FPSやTPSをプレイしていると、よく「ローセンシの方が有利」「プロはみんなローセンシ」といった意見を耳にしますよね。

確かにプロシーンを見渡すと、ローセンシプレイヤーが圧倒的多数を占めているのは事実です。

ハイセンシでプレイしている人にとっては「自分の設定は間違っているのかな?」と不安になることもあるでしょう。

今回は、マイノリティともいえるハイセンシ勢のために、最適な設定や考え方について研究していきたいと思います。

ハイセンシとローセンシの境界線

まず、どこからがハイセンシなのかという定義を確認しておきましょう。

明確な基準があるわけではありませんが、VALORANTでは大体振り向き20㎝以下(800の0.4以上)がハイセンシと呼ばれています。

プロの平均は20〜30cm程度なので、ハイセンシプレイヤーは少数派です。

ハイセンシのメリットを再確認

ハイセンシが劣っているという印象が強いですが、実はメリットもたくさんあります。

素早い視点移動が可能 最大の強みは、とにかく振り向きが速いこと。複数の敵に囲まれた状況や、背後を取られたときの対応力は、ハイセンシならではです。

省スペースでプレイできる 狭いデスク環境でも十分にプレイできます。マウスパッドが小さくても問題ありませんし、腕をぶつける心配も少ないです。

手首だけで操作が完結 大きく腕を動かす必要がないため、疲労が少なく、長時間のプレイでも体への負担が軽減されます。

キャラクターコントロールがしやすい 視点移動の微調整や、細かいキャラクター操作はハイセンシの方がやりやすいと感じる人も多いです。

ハイセンシの弱点とその克服法

もちろん、ハイセンシには弱点もあります。でも、それを理解して対策すれば十分に戦えます。

エイムの安定性 小さな手の動きが大きく画面に反映されるため、精密なエイムが難しくなります。これは練習量でカバーするしかありませんが、エイム練習ツールを活用して、毎日短時間でも継続することが重要です。

遠距離戦の不利 細かい調整が必要な遠距離戦では、どうしてもローセンシに分があります。ただし、これはポジショニングや立ち回りでカバー可能。できるだけ中〜近距離戦に持ち込む戦術を意識しましょう。

ハイセンシ向けの最適設定

ハイセンシで戦うなら、設定の細かい調整が勝敗を分けます。

マウスの選び方 ハイセンシでは手首を中心に操作するため、軽量で小さめのマウスがおすすめです。60g以下のモデルを選ぶと、細かい動きがしやすくなります。また、センサーの性能も重要。高DPI設定でも正確にトラッキングできるモデルを選びましょう。

DPIとゲーム内感度のバランス ハイセンシの場合、DPIを上げすぎるとカーソルが飛びやすくなります。800〜1600DPIあたりに設定して、ゲーム内感度で調整するのが基本です。Windows感度は6/11(加速オフ)を厳守しましょう。ただVALORANTにおいてはWindowsの加速がついていても関係ないようです。

マウスパッドの選択 ハイセンシでも、ある程度の大きさは必要です。最低でも30cm四方は確保したいところ。表面は、止めやすいコントロール系がおすすめ。滑りすぎるスピード系は、ハイセンシだと扱いが難しくなります。ゆくゆくは滑りやすいマウスパッドの方がエイムの上限値が高くなるとも言われているので、慣れてきたら変更してみるのがおすすめです。

マウスの持ち方 つかみ持ちやつまみ持ちが、ハイセンシには向いています。手のひら全体で握るかぶせ持ちだと、細かい調整がしにくくなるんです。自分に合った持ち方を研究してみてください。

プロのハイセンシプレイヤーから学ぶ

少数派とはいえ、ハイセンシで活躍するプロもいます。彼らに共通しているのは、ハイセンシのメリットを最大限に活かすプレイスタイルです。

接近戦を得意とし、機動力を活かした立ち回りで敵を翻弄します。

遠距離戦は避け、有利なポジションを取ることを最優先にしています。

また、エイム練習に人一倍時間をかけて、ハイセンシの弱点を克服しているんです。

ハイセンシプレイヤーについてまとめた記事があるので、こちらも参考にしてください。

練習方法のコツ

ハイセンシで上達するには、特化した練習が必要です。

トラッキング練習 動く標的を追い続ける練習で、手の細かい動きを鍛えます。AimLabやKovak's FPS Aim Trainerなどを活用しましょう。

フリック練習 瞬間的に標的に合わせる練習。ハイセンシは振り向きが速い分、フリックショットが武器になります。

リコイルコントロール 射撃時の反動制御は、ハイセンシだと特に重要。各武器のリコイルパターンを体に染み込ませましょう。

ハイセンシが苦手と言われているのは、トラッキングエイムです。VALORANTにおいてはクリアリングやマイクロフリックする場面で、トラッキングの能力が必要となります。

ハイセンシプレイヤーの多くはフリックエイムの頻度が高く、それが調子の不安定の原因になっていたりします。

トラッキングの練習も忘れずに行うことで、VALORANTでの安定したエイムを手に入れることが可能です。

まとめ

ハイセンシは確かにマイノリティですが、決して劣った選択ではありません。自分の環境やプレイスタイルに合っているなら、無理にローセンシに変える必要はないんです。

大切なのは、ハイセンシの特性を理解し、メリットを活かした戦い方をすること。そして、弱点を補うための練習を継続することです。

自分に合った設定で、楽しくゲームをプレイすることが何より大切。この記事が、ハイセンシ勢の皆さんの参考になれば嬉しいです。

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